国債 government bonds 2004 9 27
国債について、こんなことを言う人がいます。
「私は、今の政府が嫌いだから、国債は買わない」
しかし、この認識は誤りです。
大部分の国民は、間接的に国債を買っているのです。
それは、銀行や郵便局は、
国民から預かった資金を運用するところがないので、
その資金で国債を買っているからです。
特に、郵便局は、この傾向が強いかもしれない。
日本においては、巨額の個人金融資産が、有効に活用されず、
銀行の預金や郵便貯金として眠っていると、よく聞きますが、
これは、誤りです。
ちゃんと有効活用されています。
巨額の国債を吸収するために、有効活用されています。
日本経済が抱える問題点 problems hampering the Japanese economy 2004 9 11
今の日本経済を、一言で表現するならば、
「お金がない」ということです。
これに対して、多くの国が不思議に思うでしょう。
「日本は、経済大国ではないか」
「日本には、巨額の個人金融資産があるではないか」
それでも、お金がないのです。
たとえ、巨額の個人金融資産があっても、
みんな国債に吸い上げられてしまって、お金がないのです。
家計簿 household accounts 2004 1 13
今日(1月13日)の電子メールによると、
財務省のホームページに、このような記事が掲載されているらしい。
(どうやら、政治家も、官僚も、家計簿を理解するのは、無理のようだ)
我が国財政を、年収661万円の家計に、たとえた場合、
月収が、約55万円(税収・税外収入)となり、
このうち約20万円は、借金の返済(国債費)に充てなければならず、
また、田舎への仕送り(地方交付税)に、約21万円を要するため、
実際に可処分所得として使えるのは、約14万円だけとなる。
一方、この家計は、
家計費(一般歳出)として、月々、約58万円を必要としており、
収入で賄いきれない約44万円は、
借金(公債金収入)として調達しなければならない。
年々、借金は増えつづけており、
その残高は、約6600万円に達する状況となっている。